親からお金を巻き上げるマインドコントロール!
ありもしない虐待被害で子供から突然訴えられ、金銭を要求されたり、提訴されたりしたらどうしますか?
2013年以降ハワイを拠点とする自己啓発団体の参加者の親から、ありもしない幼少期の虐待被害を子供から突然訴えられた、との相談が相次いでいるそうです。
どのケースも子供が「ある自己啓発団体」参加後に虚偽の虐待被害を訴え始めたといわれています。
参加者に、虐待の記憶を植え付け、親から多額の慰謝料を巻き上げさせる…そして巻き上げたお金のほとんどが主宰者もとへ渡っていたというから、ますます怪しい!
これって完全にマインドコントロールではないでしょうか?
許せませんね…
という事で、今回は「虐待は嘘?ハワイの自己啓発団体の名前や主宰者は誰で親からいくら巻き上げた?」と題して、「自己啓発団体」について調べてみました。
虐待は嘘?これってマインドコントロールでは?
新聞社の取材から、この自己啓発団体が参加者をマインドコントロールしていたことが分かります(-_-)
読売新聞が複数の元参加者に取材したところ、主宰者から「性的虐待はなかったか」と繰り返し尋ねられ、そのうち「親に金を請求したらいい」と持ちかけられたと証言した。
元参加者の1人は「主宰者の言葉だけが心の中に残り、想像の記憶がつくられた。徐々にマインドコントロールされていった」と話した。
弁護団は阪本弁護士を中心に結成。阪本弁護士は「団体は資金稼ぎの目的で、参加者に架空の虐待被害の記憶を植え付けているのではないか」と指摘している。
出典:読売新聞
幼い頃の記憶ってカナリ「曖昧」です。
特に、歳を取れば30年40年前のことは忘れてしまっている事がほとんだだと思いますので、コントロールしやすいのかもしれませんね(;゚Д゚)
このことから、「虐待は嘘でマインドコントロールされていたのではないか」と言われています。
マインドコントロールについては、心理学の知識があれば簡単にできるのでしょうか?
そんなに簡単に人の心がコントロールできるものなのか疑問です…
心理学を学んでいます。全くなかったことを「事実」として植え付けることは可能です。
しかも比較的簡単に植え付けることができます。
実験で証明されています。
まったくあったことのない「記憶」を植え付けるのは無理ですが、いくつかの記憶を「催眠状態」でその解釈を変えることはできますね。
例えば、遊園地に連れて行かれたとき、お漏らしした服を親が着替えさせたことを「性的虐待」と解釈させることは可能でしょう。子供の恥ずかしいボンヤリした記憶の「解釈」を変えていくわけです。
いつも思うのですが、マインドコントロールって誰でもできるわけではないと思うんです。
よく言う「カリスマ性」があったり、「話」が上手/楽しかったり…
そんな素敵な才能を、なぜ良い方向に使わないんでしょうね?
たくさんの人を幸せにできるかもしれない才能を悪い方向に使うのはもったいなく感じで仕方がありません(>_<)
自己啓発団体が親からいくら巻き上げた?
驚くことに、賠償金の大半を自己啓発団体へ渡していたといいます!
なぜ訴えられた虐待が嘘で、ハワイを拠点とする自己啓発団体が悪質だといわれるには訳があります。
判決などによると、大阪府の女性(47)は団体に通い出した13年3月以降、70~80歳代の両親に「3歳の頃、変質者の家に置き去りにされた」と言い、「償い」の金を要求。両親は14年7月、恐怖心から1000万円を渡した。一方で15年5月、金銭支払いを強要されたとして娘に慰謝料を含めて1600万円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴した。
17年2月の1審判決は、女性に1200万円の賠償を命じた。同年9月の2審・大阪高裁判決も支持し、「親子関係は40年以上問題なく、団体に関わって以降、過去の出来事を虐待とこじつけるようになった」と言及。判決は確定した。
両親の代理人を務めた阪本敬幸弁護士(大阪弁護士会)に対し、女性は「1000万円の大半はハワイに運び、主宰者側に渡した」と話したといい、賠償金は未払いのままとなっている。
出典:読売新聞
親を訴えさせて巻き上げたお金の大半を主宰側がもらうって…しかもハワイまで運ばせるって…
どう考えてもおかしいですよね?
これって完全に「詐欺」だと思われても仕方がないと思います。
自己啓発団体の名前と主宰者はだれ?
この自己啓発団体はハワイ在住の日本人女性(57)が主宰しています。
悩み相談や自己啓発の指導を行い10年ほど前から開始、2015年には京都市に「メンタルトレーニング」を目的とする一般社団法人も設立しています。
団体名と主宰者を調査してみましたが、残念ながらハッキリした情報はありませんでした…
しかし、京都市京都府の「五次元スクール」「吉田真由美」ではないかと言う噂もあります。
これは、あくまでも条件が一致するからとの事です(^^;)
ただ、今回の問題との関連性はなしにしても、Facebookの「五次元スクール被害者の叫び」を見ると
怪しさを感じます…
ググってみて下さいね(笑)
ハワイの自己啓発団体に参加した人々の訴えは?
京都府の少女(18)は16年8月、乳幼児の頃に性的虐待を受けたとして父親(53)に660万円の損害賠償を求め、京都地裁に提訴。大阪高裁は18年8月の判決で、1審判決と同じく請求を退け、「少女の記憶は主宰者らの影響を受けた可能性がある」と指摘した。少女側は上告したが、最高裁でも退けられた。
京都市の40歳代女性が3歳の頃に性的虐待を受けたとして80歳代の父親を訴えた訴訟でも、京都地裁は今年4月、請求を退けた。女性が母親をハワイに連れて行き、7000万円の支払いを約束させたと認定。「5歳以前の記憶が成人後によみがえるのは偽りの可能性が極めて高い」とした。女性は控訴しなかった。
出典:読売新聞
自己啓発団体に参加した人々が次々に幼児期の虐待被害を訴え親に金銭を要求しています。
そして、面白いともったのが「金額」です。
幼少期から時間が経っている40代の方は何千万単位なのに18歳の方は660万円です。
やはり、訴える側と訴えられる側の記憶の曖昧さに付け込んでいるように思えます(^^;)
自己啓発団体の主宰者は
主宰者の女性はマインドコントロールもしていないし、お金も受け取っていないと疑いを否定しています。
そして、虐待はあり、悪事を隠すために自己啓発団体のせいにしていると主張しています。
・判決で虚偽の記憶に影響を与えたと指摘された
「記憶のすり込みなど無理だ。人は自分の身を守るため、つらい体験を記憶から消すことがある。何かを機に取り戻すことはあり、本人たちが思い出した。判決が真実とは限らない」・親は虐待を否定した
「悪事を隠すため、私のせいにしている。虐待は確実。子供が言うことを、なぜ信じてあげないのか」・金銭を要求したのか
「以前に団体を運営していた外国人男性が金銭での解決を指示していた。私は通訳しただけで嫌だった。金は受け取っていない」
出典:読売新聞
今回は「虐待は嘘?ハワイの自己啓発団体の名前や主宰者は誰で親からいくら巻き上げた?」についてお伝えしました。
正直、実際に多少でも虐待があったのか、なかったのかはわかりません。
しかし、今後は大阪で弁護士団も結成されますし、これだけの被害事実が発覚してしまった以上、この「自己啓発団体」が何事もなくいられるとは思えませんね。
今後の展開が気になります…