世界的に人気のある覆面ストリートアーティスト「バンクシー(Banksy)」の作品が3日、過去最高額の約13億円で落札されました!
この作品「退化した議会(Devolved Parliament)」は2009年に作成された幅4mにもなる大きな作品で、イギリス下院がチンパンジーに占拠された様子が描かれています。
落札額は予想されていた金額の5倍近くだとか… (゚Д゚;)サスガ!!
つい最近も、イギリスのロンドン南部でショールームをオープンしたことが話題になったバンクシーについて、お伝えします。
覆面アーティスト・バンクシー
世界各地でゲリラ的アート活動をしている覆面アーティストのバンクシーは、イギリスを拠点とする匿名のストリートアーティストで、風刺的でユニークな作品を手掛けるとして有名です。
バンクシーのダークユーモアを交えた作品には、反資本主義・反権力など社会風刺的なメッセージが込められており、世界中の壁や道に描くことで、人々へ強い思いを訴えかけています。
彼の作品が多くの人々をを魅了する理由は、作品の見た目はもちろんのこと、彼の思いに共感できるからかもしれません。
バンクシーに関するプライベートな情報は一切公開されていません。
そう、謎なのです!
なぜなら、壁や道へ絵を描く= 落書き、ですから「落書き犯罪」になるようです。
確かに、行為的には犯罪ですね、落書きですから(苦笑)
しかし、バンクシーの活動を犯罪とは呼ぶ人は少ないのではないでしょうか?
彼の描く絵は「世界を変えて行かなくてはいけない!」と、世界中へメッセージを送っているのですから…
プライバシーに関する情報は公開されていませんが、イタリアで開催された国際美術展に招待されなかったことを皮肉った作品を動画で公開したり、代表作の「Girl with Balloon(少女と風船)」がオークションで落札後に、額に仕掛けてあったシュレッダーによって半分裁断される仕組みを仕掛けていたり、メトロポリタン美術館や大英博物館など、各国の有名美術館に作品を無断展示したり、突拍子もない事を行うお茶目な感じがうかがえます。^^
期間限定ショールーム
イギリスのロンドン南部にバンクシーのショールームがオープンしました。
期間限定でオープンした、このショールームは10月1日から2週間のみということです。
ショールームは廃業した店舗スペースに一晩で設置されました。
外からガラス窓を通して作品を見ることはできますが、中へ入る事は残念ながらできません(>_<)
ショールームは「Gross Domestic Product(GDP 国内総生産)」と名付けられ、ケロッグ「コーンフロスティ」のマスコット「トニー・ザ・タイガー」が、カーペットとして敷かれていたり(密猟に対する抗議?)、木製の小さな人形がトラックへ赤ちゃんを引き渡していたり、(人身売買?)、皮肉たっぷりに世界の問題を表しています。
そして、展示されている作品の一部をサイト上で販売する予定ですヾ(≧▽≦)ノ
「誰もが購入できるものを提供したい」とのことで、価格は¥1,300から!
公式サイト「Gross Domestic Product」の準備ができ次第、販売が開始されるようです。
公式サイトは ここをクリック!
販売予定作品は、ユニークなものが勢揃いする予定と言われています。
2020バンクシー展(仮)
2020年8月29日(土)から12月6日(日)まで東京と大阪で日本初の「バンクシー(BANKSY)展(仮)」が、開催されます!
会場:寺田倉庫 G1ビル
住所:東京都品川区東品川2-6-4
※東京展会期終了後、大阪に展示されます。
展覧会の内容について発表されるのは2020年春頃の予定となっています。
絶対に行きます!行かないなんてあり得ません!!!
代表作品3選
バンクシーの作品の中でもっとも有名な絵の一つで、武器を投げつけようとする少年の右手には、武器の代わりに花束が持たれています。
平和への祈りのメッセージが強く感じられる作品です。
赤い風船が希望の象徴として描かれたこの作品は、シリアの反戦キャンペーンの為に、2014年にシリアの少女をモデルとして書き直されました。
少女と兵士の役割が逆になったこの絵は、イスラエルへの批判や抑圧への皮肉、パレスチナの開放というメッセージが含まれています。
他にも、幸せの象徴とされる白い鳩が防弾チョッキを着てスナイパーの標的になっている作品や、ガザ地区の高い壁を少女が風船で超えて行く作品など印象的なものばかりです。
バンクシーの写真公開!ついに正体判明も年齢や複数人の噂は?
神出鬼没なバンクシーが、今後どこへ現れ、どんな作品を描くのかとても興味深いですね♪
しかし、まずは「2020バンクシー展(仮)」で彼の作品をご堪能下さい!