喘息で苦しむ人の咳は独特で、公共の場で咳をして肩身の狭い思いをする事があります。
「喘息はうつりません」と書かれた「ぜんそくマーク」マークを皆さんってご存知ですか?
今回は、注目が集まっている「ぜんそくマーク」について調べてみました。
喘息で辛い思いをしている人々には嬉しいニュースですね^^
喘息を知って欲しい!はうつりません!
喘息は、空気の通り道(気管支)が急激に収縮し、呼吸困難の発作を起こし、繰り返す病気です。
息苦しく、呼吸をする際に「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音がする場合や、咳だけの喘息(咳喘息)など、さまざまな症状があります。
本人は呼吸ができず苦しい思いをしますが、咳をしても、人にうつる病気ではありません。
マークの目的は?
「ぜんそくマーク」は喘息で苦しんでいる当事者を中心に作成されました。
「ぜんそくがうつる病気でないということを社会全体に知って欲しい」という気持ちから始まったようです。
喘息の咳は独特で、電車などで咳が止まらなくなると周りの人々に嫌な顔をされることがあります…
「ケンケン」と言うか、「カンカン」と言うか、喉の奥から響くような咳や、低い痰が絡んだような咳が特徴的です。
喘息とわからず、風邪と思われ席を移動されることも度々あることで、患者の方が肩身の狭い思いをしなくて済むように作られました。
確かに、喘息の咳と風邪の咳の区別はつかないので仕方のない事なのかもしれませんが、周りの人が遠ざかって行ったら、喘息で苦しいのプラス気持ちも凹みますよね(>_<)
マークが出来た経緯
始まりは一人の喘息患者さんのツイートからだったようです。
彼女は仕事をしながら、朝晩の薬吸入と毎月の通院を欠かせない毎日を送っています。
通勤のバスや電車で咳き込むと、マスクをしているにも関わらず、周りの人から嫌な顔をされたり、席を移られたりしたそうです…
その行為が何度も積み重なると、さすがに精神的にも辛いですよね。
「喘息だからうつらないよ!」と思っても言うわけにはいきませんからね(-_-)
さらに彼女は冬になると症状が悪化する傾向があり、会社でも肩身が狭かったようです。
喘息は一度咳き込みだすと、咳を止めることがなかなか難しいのです。
そんな彼女がツイートしたことでフォロワーさん達が「ぜんそくマークがあれば誤解が解け、うつらないことを知ってもらえるのでは?!」という話になり、企画が始まりました。
理解してくれる人がいるって心強いですね(≧◇≦)
デザインは?
デザインをする上で「堅苦しさや仰々しさを感じさせない親しみやすさ」を大切にしたとの事で、「ぜんそくマーク」はBOOTH(創作物総合マーケット)で販売しています。
作成者の方は「もし、自分に必要なマークを身につけることで、周りの人の理解が得られれば、皆が気負うことなく生活できると思った、そんなイメージで作成した」と「マーク」が喘息だけでなく他の問題にも反映されれば…という願いがあるようです。
気になる方は「BOOTH ぜんそくマーク」で検索してみて下さいね♪
そして、現在は新しいマークが考えられています。
キーホルダータイプや子供がつけても可愛いように動物がマスクをしているデザイン、花粉症などうつらない病気用などが考えられています。
まだまだ世の中に広まっていないマークなので、こんなマーク知らない?とは思われるかもしれませんが、マークを付けていることで、電車の中で咳き込んでいても白い目で見られなくて済むことは精神的にとても助かりますいし、患者さん以外がマークを知ることで、タバコを近くで吸わないなどの気配りをしていけたらいいと思います。
少しずつでも広まって、辛い思いをしている方の助けになるといいですね^^