本日、東京都足立区にある24時間営業の認可外保育施設「ベビーホテルX」で日常的に虐待が行われているという、あってはならない事件が報道されました。
今回、施設で臨時職員として働いている方の告発によって、この事件が明らかになったようです。
ネット上では音声の入った動画も配信されていて世間に大きな衝撃を与えています。
施設「ベビーホテルX」とはどこなのか?都の立ち入り調査があったにも関わらず虐待が続いているのはなぜか?等の情報をできるだけお伝えしたいと思います。
ベビーホテルXはどこ?
週刊文春に載っている外観写真と下記情報で検索をすると、疑わしい施設が見つけられると思います。
しかし、確信のある情報ではない為、ここでの記載は避けさせていただきます。
・東京足立区の竹ノ塚駅東口から徒歩13分
・24時間営業の認可外保育施設
・2001年6月開園
・園庭はない
虐待の内容
ベビーホテル「X」が開園した当初は子供好きの夫婦が経営をしていましたが、2016年より現在の経営者に変わりました。
園長Aもこの頃から働きだしたようです。
園長Aは保育士資格は持っていたものの、保育士として働いたのはベビーホテルXが初めてでした。
物腰が柔らかい園長Aは当初、保護者や保育士にも好感を持たれていたようですが、友人である保育士Bが働き始めた頃から様子が変わったと言われています。
虐待の内容は
・おむつを長時間変えないまま放置
(おむつかぶれにの酷い子供で、薬を頼まれていたにも関わらず放置し、お尻が酷くただれ皮がむけていた)
・頭を掴み力ずくで、食べ物を無理やり食べさせる
・給食を食べ終われない子を暗い部屋に一人で放置
・いたずらをした子供に怒鳴りながら頭を力ずくで抑え込んで誤らせる
・あだ名をつけて馬鹿にする
・昼寝から早く起きた子をバインダーで叩く
・泣き止まない子、いたずらをした子はベッドに布団をかけ孤立させて放置
上記は、ほんの一部に過ぎないと思います。当人たちは「しつけ」だと言っているようですが、まだ1歳、2歳の子供に上記のようなしつけは必要なのでしょうか?
虐待をしている園長Aと保育士Bの写真
保育士Bは気に入らないと暴力をふるうタイプの様です。
東京都立入調査の対処は適切だったのか?
今年6月に密告者の方が足立区児童相談所へ通報し、東京都福祉保健所が調査に来ています。
この際、全職員「個別聴取」が行われ、職員やパートの方々が虐待の詳細を説明しているようなのですが、数週間後に届いた立ち入り調査の結果通知には具体的な問題行為とともに、「児童の人権に対する十分な配慮に欠けているので是正すること」とのみ明記されています。
そして、そこには園長Aのメモ書きで、都の職員より下記のことを言われたと書かれていました。
「今までの立ち入り調査の結果改善姿勢もしっかり見られた。
更には実際に保育姿勢を見て、すぐにでも指摘・改善命令といった感じは無かった。
その為、今後、十分に改善を期待できるし、よりよい園づくりをしてもらえると内部会議で話が出た。
具体例を参考に、全員で考える材料にしてもらいたい。」
週刊文春より引用
皆さんどう思われますか?
都の調査員は職員やパートの方々から虐待の詳細を聞いたうえで、十分に改善を期待できると判断したという事でしょうか?
そして7月に調査で指摘された内容に関して「子どもへの接し方を見直していく」等の善状況報告書が提出されています。
しかし、その後も虐待行為は続いたとのことです。
やるせないですね …
調査が入にも関わらず、何の処罰や改善もされず…
安心して子供を預ける事ができなくなってきますね。
幼いころに受けた恐怖心や不安はずっと心の傷として残っていきます。
保育士や学校の先生など、子供と接する仕事をしている方々は子供達に愛情たっぷりで接して欲しいものです。